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【行政】2025年7月1日より、地方公共サービス・ポータルの運用終了
2025/06/12
2025年6月4日の政府月例記者会見において、政府事務局・行政手続管理局長は、今後の国家公共サービス・ポータルの開発方針について発表した。このポータルは、国民および企業が電子的に行政手続きを行うための「ワンストップ窓口」となることを目指しており、今後すべてのオンライン行政サービスの統合の役割を担う。
現在、労働許可証の申請、就業規則の登録、外国企業の駐在員事務所設立許可の変更手続きなどのオンライン行政手続きは、各省庁や各地方自治体のポータルサイトで個別に提供されている。また、どのサイトを利用するかは、管轄機関(中央省庁か地方政府か)によって異なる。
しかし将来的には、すべての行政手続きが以下の国家ポータルサイトに一本化され、省庁や地方自治体を問わず、同じウェブサイト上で処理できるようになる予定。「https://d.bmb.jp/9/284/291/14988」
移行スケジュール:
■ 2025年7月1日より、すべての地方公共サービス・ポータルは運用を終了
停止予定の地方ポータル例:
・ ホーチミン市公共サービス・ポータル: https://d.bmb.jp/9/284/292/14988
・ ハノイ市公共サービス・ポータル:https://d.bmb.jp/9/284/293/14988
・ ビンズオン省公共サービス・ポータル: https://d.bmb.jp/9/284/294/14988
・ ドンナイ省公共サービス・ポータル: https://d.bmb.jp/9/284/295/14988
■ 各省庁のポータルも段階的に閉鎖され、遅くとも2026年2月までに統合完了予定
この移行期間中は、システムアクセスの中断、技術的な不具合、処理の遅延などが発生する可能性がある。
そのため、企業は、現在地方ポータルで進行中の手続きや書類の状況を再確認し、可能な限り2025年7月1日以前に完了させることが推奨される。一方で、急ぎでない手続きについては、国家公共サービス・ポータルが安定稼働した後(7月1日以降)に提出することも一つの選択肢である。